9月2日(水)
ラコストへ
今日はラコストという村へ行きます。ボニューよりも一つ手前のバス停で下車。そこから6km近くあります。
ずっと平坦に近い道でしたが、残り2kmくらいは上り坂になりそうです。
到着です。
いい雰囲気。
ステキなところです。そしてとても静かです。
訪れる村には、お土産屋さんやレストランがぎっしりあって賑やかな村と、お店がほとんどない静かな村とありますが、ラコストは後者の方。
私の好みはどっちかというと、どっちもいい感じで好きです。
静かなこの場所でイスに座って読書したり、お茶したりするのだろうか。うらやましい。
毎度のことですが、2015年とは思えないような別世界の村に感動します。
小さい頃読んでいた童話の世界が実写化されたみたいです。
この子は一人で花壇の土いじりをしていました。裸足で。
健康的でよろしい。たくましく育っていただきたい。
石畳の石は結構表面が滑らかになっていて、靴次第ではツルツル滑ります。
坂が急なところでは足下注意。雨の日や、冬の早朝なんかは大変そうだ。
転ばないように脱いだ靴を手に持って、裸足で歩いているおばちゃんもいました。
城跡の方へ行ってみます。
ここのお城は、SMといいますか、サド・マゾの語源となったサド侯爵が住んでいたそうです。
到着。うん、城跡だ。
若干建物が残っているようなのですが、中には入れないようです。
手入れはしてあるようなんだけどな。建物の上には手摺りのような物も見えるし。
今日は休みかな。それとも観光場所ではなく、誰かの所有物なのだろうか。
残念。
ボニューが見える見晴らしのいいレストランで食事をすることに。
サラダです。メインとしていただきます。
案外お腹いっぱいになりました。デザートはやめとこう。
しばらく、ぼさーっと休憩。
さて、帰ろうかと思った時です。
あれ、スケボーがないぞ。
というか、村に着いた序盤から持っていた記憶がない。どこに置いてきたのだろう。
ありました。最初の方で行ったトイレの横に置いたままでした。
盗られておらず安心しましたが、置いてけぼりのスケボーはなんだか寂しそうに見えます。
忘れられていたこともあるのでしょうが、半日放置されようが誰からも盗られない。切なさのダブルパンチをくらったように彼は壁にもたれています。自力で立っていることができないほどプライドを傷つけられてしまったのでしょう。かわいそうに。
それはおいといて、帰ります。
帰り道は下り坂なのでスイスイです。歩きもせずボードの上に立っているだけでどんどん進んで行く。今までで一番役に立った気がします。
忘れてて、ごめんよ。