nakata bench の日記




2015年8月



8月21日(金)

レ・ボー・デ・プロヴァンスへ



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今日は「美しい村」のレ・ボー・デ・プロヴァンスに行きます。

バスを待っているとアジア系の男性が話しかけてきました。
「その切符はどこで買ったの?いくら?バスの運転手からも買えるの?」
なかなか流暢に英語を話してくるではないか。うらやましい。こちらはほぼ身振り手振りで説明。理解はしてもらえたようだ。


「君はジャペン?」発音がいいとジャパンがジャペンになるのか。そうです。ジェペンです。
「ウィ、ジャポン」と、私が知りうる最大限の稚拙なフランス語で抵抗。むなしい。


彼は言った。「僕は台湾。」
「………お、おぉ」と反応するのが精一杯でした。
リアクションを準備していなかった。台湾だから韓国だから云々ではなく、「私は〇〇人」と言われた時にはどう反応すればいいんだろう。「すごいですねぇ」は違う。スゴくはないし。
今後の課題となりました。




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到着です。岩だらけ。




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岩山のすぐ下に家があります。長い年月の中で上から石が落ちてくることはないのだろうか。




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村の中に入りました。お土産屋さんや飲食店がずらりと並んでいます。




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教会。




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教会の横にも教会みたいな建物がありました。




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中はこんな感じです。




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勝手な想像ですが、
右側の後ろ向きの夫婦、嫁さんの方が強い。
左側の夫婦、嫁さんの方が強い。




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3人の子供にアイスを食べさせてるお父さん、一人で見るのは大変そうだ。
奥に写る自由な感じの女性がお母さんなのだろうか。




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前を歩いていたおじいさんが角を曲がったと思ったらすぐに戻ってきて隠れたように何かを待っている。
不思議そうに私が近づくと、おじいさんが「この先で今、写真撮影してるんだ。」と小声で教えてくれました。自分が写ってしまわないように気を使って戻ってきたようです。
「あぁ、なるほどですね」と私も小声で反応し立ち止まる。
曲がり角の手前に潜み、コソコソしながら撮影が済むのを待つ、おじいさんと私。
写真なので小声になる必要はないのだが。




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お城(廃城)の方へ行ってみます。
チケット売り場でおばちゃんから「お城のみ?美術館(らしきもの)とセットのやつ?」と聞かれたのでセットの方を購入。




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ところどころに説明代わりの絵があるので字を読めない私でも内容がわかって面白い。

何かの屋根に見えたこれは、お城に攻め込む際、相手の攻撃を防ぐヤツみたいです。この中に入ってお城の門まで突っ込み、お寺の鐘を突くような棒で門扉を壊す作戦みたいです。
んな無茶な。




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見過ごしてしまいそうなこの場所にも絵があるので立ち止まり、歴史を感じることができます。




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ふむふむ。なるほど。
攻め込まれたときは上から石を落として対抗していたのか。

下の人はその石を盾で防ごうとしている。んな無茶な。軒下に行かれてはどうだろうか。

それよりも気になったのは右上にいる二人。あきらかに雑談中だ。生死をかけた戦いの最中なのになんてお気楽。




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フル装備の子供を発見。お土産屋さんに売ってあるヤツです。
犯人は前を歩くおじいちゃん。孫に甘いぞ。仕方ないけど。




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フランスでは町中で自動販売機を見かけることはあまりないのですが(ホテルや駅にはあります)、この村では自動販売機を何カ所も見かけることができました。めずらしい。
……こんなに頑丈にしないといけないのか…?




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村の方に戻ってきました………。
あれ?美術館みたいなのがあるはずじゃなかったのか??見逃したのかな。そんなはずは……。まぁ、いいか。




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帰りのバスまでまだ2時間ほどあります。遠目から村を撮影しようと村を出ると、何人も同じ方向から歩いてきているのに気がつきました。向こうに何かあるのかな。駐車場にしては離れてる。とりあえず行ってみることに。




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あ、あった。美術館みたいなヤツ。こんなところにあったのか。危うく見逃すところだった。
いや……、け、計算通り。そうじゃないかと思っていたんだ。やっぱりね。




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中ではプロジェクションマッピング?があってるようで、入ると真っ暗でした。人にぶつかるんじゃないかというくらい見えませんでした。




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始まりました。
音楽に合わせてどんどん絵が変わっていきます。ムービーにおさめようとしたのですが暗くてよく映りませんでした。




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フラッシュは禁止ですが、撮影はOKです。三脚を持ってこなかったので難しい。明るく撮ろうとするとブレる。上手く撮れずに残念。すごくキレイだったのに。




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奥にはカフェもありました。




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そもそもここは何なんだろう。遺跡かな。




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なんやかんやでバスに時間になりました。満喫できました。

アヴィニョンからはバスで1時間ちょっと。アルルからのほうが近いみたいです。
バスは毎日運行しているのでとても行きやすい「美しい村」です。






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