nakata bench の日記




2015年7月



7月24日(金)

アルル散策



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アルルの中心部に入るために大通りから脇道に入ろうとすると傘がいっぱいぶらさげてありました。天気も相まって色とりどりの傘がとてもきれいでおシャンティー。



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レピュブリック広場に到着。今日も暑い。みなさん影で休んでいます。



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アイス屋さんの前に停めてあったバイク。建物とバイクの色が合っていていい感じ。



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広場の先に……。ありました!黄色いカフェ。
ゴッホ作「夜のカフェテラス」のモデルとなったカフェです。130年くらい前になるのかな。今もカフェとして残っているとは。



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カフェの横に絵もありました。
二十歳くらいの時にこの絵を部屋に飾っていたのを思い出した(クリアファイルだったけど)。まさか実物を見れるなんて。感動です。



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あたしゃてっきり照明の明るさを黄色で表現しているんだと思っていたらカフェ自体が黄色だったのか。そこは意外でしたが。
絵と同じアングルで写真を撮ろうとしましたがカフェの手前にもう1軒カフェがあるのでちょっと無理です。



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そこからちょっと歩くと円形闘技場があります。暑すぎてバテてしまったので、アイスとジュースを購入。アイスを頼む時のパイナップル味(Ananas)という言葉は通じた。「アルル」は何度言っても理解してもらえなかったのに。スムーズに通じるとなんか嬉しい。



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影でアイスを食べていると闘牛の看板を発見。いつあるのかなぁ。字が読めたらなぁと思っていると、英語も書いてあることに気付きました。どうやら、
白い服を着た人が牛に追われるヤツが7月〜8月の毎週水曜日と金曜日。
馬に乗った人が牛といちゃつくヤツが毎週月曜日にあってるようです。
あ、今日は金曜日だ。ラッキー。
といってもまだ4時間ある。町を歩き回りながら待つか。



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鳥かごで金魚を飼ってる家を発見。



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暑い…。フラフラです。ちょっと写真ではわかりにくいですが、カフェのテラス席にあるミストが気持ち良さそう。



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ランジャックでは白と青の三角巾でしたが、ここはカラフル。私の勝手な予想ではこの三角巾はヴァカンスシーズン中に飾るヤツなのではないかと。



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ローヌ川にでました。現在は護岸を工事中のようです。汗だくの作業員さんたち。こりゃ大変だ。ご安全に!
木陰で川を見ながら休憩していると、作業員のおじさんも私の横に座り、休憩を始めました。ちょっと気まずかったので声をかけようとしたのですが、「いやー、暑かですねー。」と日本語どころか長崎弁の敬語がついつい出てしまいました。
しかしおじさんは普通に「うん、暑いねー(暑い=chaud)。)」と返してきました。通じるもんやな。



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フランスがこんなに暑いとは思わなかったなー。南仏だから当たり前なのかな。



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アルルの町で日本人観光客を3組ほど見かけたが、それよりも中国の方がたくさんいた。団体のツアーのようだ。中国では人気の町なのかな。
オシャレなお店があったので写真を撮ろうとしたが、店の前に撮影禁止の紙が何枚か貼ってあっので断念すると、後からきた中国の方がそこでどんどん写真を撮りまくっている。バレないようにさりげなく撮るのではなく、撮影会みたいになっていた。つ、強い…。ちょっとうらやましかった。



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カフェにも中国語の看板があった。日本語はない。やっぱり結構来てるってことなんだろう。フランスの人が漢字をがんばって書いた感のある看板でした。難しかったろうなぁ。何が書いてあるのかと見てみると、「中国的朋友」と「謝謝」みたいなことだった。ちょっとうらやましかった。



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雲が夏っぽい。



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カフェとレストランだらけ。



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いよいよ闘技場の中に入ります。入場券は正面入口横で売ってありました。



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「Course Camarguaise」を調べると、「プロヴァンス式闘牛」ってことだそうです。
その下に書いてある「Entree Generale」は調べなくてもわかります。
Entreeは入口、
Generaleは「ジェネラルルージュの凱旋」という映画で「ジェネラルルージュ=血まみれ将軍」だった。
ということは、「入口将軍」と書いてあるのでしょう。



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闘技場に入る前にトイレを済ませておこうと広場に戻りました。何時まであるかわからないからな。念のために。
そうやっていちいち広場まで戻ったのに闘技場の中には立派なトイレがありました。



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闘技場の中へ。すごい迫力。紀元前1世紀に建設されたそうです。見学だけの利用ではなく、現在も同様の役割で使用してるってところがすごいなぁ。
1900年以上前の人たちも同じ景色で闘牛なんかを見たりしたのだろうか。



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暑いのでみなさん影に集中します。影の方が涼しいんでしょうけど、人口の密度が高いのでそれはそれで暑くなってしまいそう。



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開始前に砂埃がたたないように水をまいていました。客席にもまいてくれないかなと思っていたら、近くに座っているおじさんが「こっちにもまいてくれー」みたいなことを叫んでいました。考えることは同じだな。



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選手入場。司会者が一人ずつ紹介していきます。中学生くらいと思われる少年もいました。他の選手も若い。これが仕事ではないんだろうからなぁ。日本の祭りで神輿をかつぐ地元の若者みたいなものかな。



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始まりました。自分から近づいて行って牛に追いかけられ、壁を飛び越えて逃げる。怖いだろうな。鬼ごっこのように見えるけど、選手の人たちは手に何か持っていてそれで牛の頭にタッチしたりしている。おでこの毛をむしり取ることができたら成功みたいな感じに見える。



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これは恐い。小学生の頃、学校からの帰り道に牛舎から逃げ出した牛と、道路で出会った時のことを思い出しました。



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助走をつけようとする時に、牛は本当に前足で地面を蹴るんだなぁと感心。マンガみたいだ。
それにしてもやっぱり望遠のレンズが必要だったな。くそう。私のバカ。



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赤い壁の外に逃げたからといって安心はできない。興奮した牛は勢い余って何度かその赤い壁を飛び越えていました。牛も跳ぶんだな。



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17時半に始まり、1度休憩を挟んで、19時過ぎまでありました。牛も4、5回ほど入れ替わりましたが、替わるごとにどんどん気性が荒い牛になっていったように思います。
しかし、暴れていた牛も終了の音楽がなるとおとなしく開いているゲートから退場して行きます。気性は荒いがお利口さん。
やけに素直だ。ゲートの外で餌でもチラつかせているのではないだろうか。



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終了です。



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もうちょっと見学しようと思いましたが、もう閉まるみたいです。



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みなさん帰ってゆきます。



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双子の子供をそれぞれの自転車に乗せて来ていた家族。
仲良く手をつないで帰る家族。
いい思い出になったかな。





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