5月11日(月)
サン・シル・ラポピーへ
今日は日帰りでサン・シル・ラポピーという村へ行きます。
フィジャックの駅からバスに乗ります。
バスを待っていると、同じくバス待ちのおばあさんから何やら訪ねられました。フランス語は話せないんですと言うけれど、構わず訪ね続けられます。たぶんですが行き先を聞かれたようだったので、メモを見せながら「ラポピー、ラポピー」と応えました。おばあさんは「あら、そう…」と言うだけでした。聞かれたことと違ったかな…。
バスが出発。大きいバスです。座席を数えると50以上あります。でも乗るのは10人もいない。その後のバス停でも数名乗ってきただけ。道は狭い。大型同士は離合できない感じです。小型のバスでよさそう。曜日によっては多いのかな。
1時間後、トゥール・ド・フォールというバス停から1分もしないうちにバスが止まりました。
運転手さんが私を呼んでいます。バスの前の方へ行ってみると、
「サン・シル・ラポピーこの道をずーっと行ったところにある。帰りはここにバスは止まらないから、さっきの手前のバス停で待つんだぞ」
そんな風に言っている気がしました。
どうやら目的地はバスの路線から外れた脇道を行ったところにあるみたいです。
ガイドブックに載っていた ”バスを降りてから30分” っていうのはこのことか。
まぁ、こんなところまでバスがあるだけでもありがたいか、と思ってしまう景色です。
遠くに目的地のような家々が見えます。
すんごい田舎道を進んでいきます。
見えました!
「フランスの美しい村」※の看板です。やっとこの旅1カ所目。
村を見る前にテンションが上がりました。
※フランスの美しい村協会に認定された村のこと。美しい村の保全と活性化を目的とする。認定されている村は150ほど。
到着。さっそくいい眺め。
村の中。
想像していた「村」とは違い、おしゃれなレストランなどがたくさんあります。
トイレです。男女のマークがついてません。どっちがどっちなんだろう…。
フランスでは右が男子で左が女子みたいに共通認識でもあるのだろうか。うーん…。
悩んでいると、男性が迷わず右から入っていきました。おっ、そっちが男子か。自信を持って中に入ると、
中はつながってました…
村を出て、展望の良さそうなところまで登ってみる。ちゃんと道があります。砕石まで敷いてある。
いい眺め。
村もいいけど自然もすごい。
国鉄バスを降りたのは私だけでしたが、観光客はたくさんやってきます。マイカーと観光バスでどんどん。
観光バスはおじいさんとおばあさんの団体客。フランスにも「老人会」があるのだろうか。
村は小さいので全部見てまわるのに半日もかかりません。ゆっくり昼食もいただけます。
食後のコーヒー、あ、間違った、食後のカッフィを頼みました。
おまけでチョコなどのお菓子も1個付いてきます。
熱いコーヒーのカップに触れてる部分はチョコが溶けるんじゃないかと心配されるかもしれませんが、大丈夫です。
想像通りその部分は溶けてます。
いい感じの雑貨屋さんを発見。鉄系の雑貨がたまりません。お会計の時に撮影OKか聞いてから写真を撮らせてもらいました。
コルドもよかったけど、ここもよかった。大満足です。
帰りのバスも運転手さんが教えてくれた通りで、うまいこと乗れました。
バスの中から写真を1枚。色がおかしいけど。
フィジャック駅でバスを降りると、今朝のおばあさんにまた会いました。同じバスに乗っていたようです。
「今日はいい1日でしたか?」と聞かれたので
「グレイトでした」と応える
「それはよかった」とおばあさん。
たぶんそんなやりとりができました。
蚤の市ではガラクタばかりを買いましたが、今回はまともなやつを買った方だと思います。